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新規開業の方には大変有効な融資制度です。会社を設立して間もない場合は真っ先にお世話になるのが国民生活金融公庫の新規開業ローンです。こくきんでも新規開業に力を入れています。
特に個人事業者の方にはほとんど唯一といってよいくらいのがこくきんの融資制度です。是非活用したいものです。
融資条件 |
対象 |
これから開業又は開業後約5年以内の方。
個人企業、法人企業は問いません。 |
融資額 |
7,200万円以内 |
返済期間 |
運転資金は5年以内(特に必要な場合は7年以内)
設備資金は15年以内。 |
利用条件 |
以下のいずれかを満たすことが必要です。 |
1 |
現在勤務する企業と同業種の事業を開始する場合で
勤続6年以上又は同じ業種の企業に通算して6年以上
勤務していること。 |
2 |
大学などで修得した技能等と密接に関連した職種に継続して
2年以上勤務し、その職種と密接に関連した業種の事業を始める場合。 |
3 |
技術やサービスなどに工夫を加え、多様なニーズに対応する事業を
始める場合。 |
4 |
雇用の創出を伴う事業を始めること。 |
一般的に、新規開業をする場合は条件1か4に当てはまることになります。
女性の場合は年齢制限がありませんが、男性の場合は年齢要件が厳しくなっています。定年退職や早期優遇退職後に新規開業をお考えの方は利用する価値があると思います。
厚生労働省の助成金の場合、中高年者開業支援の助成金の年齢要件は45歳以上です。(ただし3人以上共同で起業する場合に限る。)助成金は受給金額は融資と比べると少ないのですが、返済の必要がありません。助成金受給の可能性もありますから、この融資の申込と同時に助成金の方も申請を考えることをおすすめします。
融資条件 |
対象 |
女性又は55歳以上の中高年者が新規開業する場合、
又は開業後約5年以内の場合に融資します。 |
融資額 |
7,200万円以内。 |
返済期間 |
運転資金は5年以内(特別な場合は7年以内)
設備資金は15年以内 |
おおよそ以下の手順を経て融資が行われることになります。
@ 融資の申込 |
↓ |
A 面談の実施 |
事業計画についてこくきんの担当者が面談を行います。
店舗・工場等も訪問します。
必要な場合は事業計画の資料、営業状況、資産、負債のわかる
資料の提出を求められる場合があります。 |
↓ |
B 融資の実施 |
契約書を交わします。保証人、担保(不動産等)も必要な場合が
あります。
手続き完了後指定の銀行口座に振り込まれます。 |
↓ |
C 返済の開始 |
原則月賦払いです。 |
事業を始めるに当って国民生活金融公庫から融資を受ける際には開業計画書の作成が必要です。書式は自由ですが、見本の書式は各支店に置いてあるので利用しても良いでしょう。
開業計画書の記載内容 |
事業内容 |
業種・開業時期、事業開始の動機、取扱商品、サービス、
セールスポイントなど。 |
取引予定先 |
予定の販売先、仕入先、取引条件など。 |
必要資金・調達方法 |
必要な資金の額、その調達方法(借入金か自己資本か) |
開業後の見通し
(月平均の数字) |
当初及び軌道に乗った後の売上高、売上原価、経費(人件費)、
家賃、支払利息、 |
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