企業経営サポートセンター > 資金調達部 > 経営改善のための融資
中小企業者のための融資が国民生活金融公庫では充実しています。融資条件や保証人の要件なとが緩和されています。上手に利用して企業の資金繰りの改善に役立てたいものです。
景気は回復してきていると言われています。是非私達もこの流れに乗りたいものです。一時期、貸し渋り・貸し剥しなどといわれたこともありましたが、いまだ資金繰りが厳しい企業に対しても融資プランがあります。
民間金融機関から融資を受けていて返済に問題がないのにもかかわらず、いわゆる「貸し渋り・貸し剥がし」を受けている場合に融資を実施する制度です。
期間限定の措置で融資の申込は平成17年3月までとなっています。
経済再生貸付 |
利用条件 |
借入金の返済が遅れたり、滞ることがないのにもかかわらず
金融機関から以下のような取扱を受けた場合。
- 借入金残高を減らされた。
- 契約した返済条件を超える返済を要求された。
- 既存の借入金に担保や保証人を追加させられた。
- 既存の借入金の金利を引上げられた。
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資金の使途 |
資金繰りの安定化に必要な運転資金。 |
融資額 |
3,000万円以内 利率は公庫の基準金利 |
期間返済 |
5年(特に必要な場合7年以内。)
内据置期間は1年以内。 |
担保・保証人 |
保証人・担保(不動産等)又は信用保証協会の保証は
企業側の要望・必要に応じる。 |
社外の第三者に融資の保証人を引受けてもらうことは困難です。担保(不動産等)を提供するにも会社の資産や社長・役員個人の資産では限界があります。このような場合に家族や会社内の人などを保証人とする融資です。もちろん個人事業の方でも可能です。
第三者保証人不要の融資 |
利用条件 |
最近の業績等により第三者保証人や担保がなくても
融資ができると公庫が認めた場合に融資します。
以下の2つの要件を満たしていることが必要です。
- 税務申告を2期以上行っていること。
- 所得税等を期限内に完納していること。
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融資額 |
1,000万円以内。 利率は基準金利+0.7% |
返済期間
・使途 |
運転資金は5年以内。(内据置期間は6ヵ月以内)
設備投資は10年以内(内据置期間は2年以内) |
保証人 |
連帯保証人が必要です。
- 個人事業・・・家族、従業員など。
- 法人企業・・・代表者、必要に応じ家族、従業員など。
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厳しい経営環境にある中小企業が対象です。経営の安定化のために4種類の貸付に分かれています。資金繰りが厳しくなった時の企業の安全網(セーフティーネット)ということができます。
保証人・担保(不動産等)や信用保証協会の保証については企業の要望によります。実際に借りるには担保や保証人は必要です。
経営支援資金 |
条件 |
デフレなどの影響により一時的に業績が悪化している場合に融資します。 |
融資額 |
4800万円以内(普通貸付と合計して) |
返済期間 |
5年以内(特に必要な場合は7年以内。) |
運転資金円滑化資金 |
条件 |
デフレなどの影響により資金繰りが悪化している場合に融資します。 |
融資額 |
4,000万円以内。(他の公庫融資とは別枠で借りることができます。) |
返済期間 |
5年以内(特に必要な場合は7年以内。) |
金融環境変化資金 |
条件 |
民間金融機関の貸し渋り、貸し剥がしなどにより資金
繰りが悪化している場合。 |
融資額 |
3,000万円以内。(他の公庫融資とは別枠で借りることができます。) |
返済期間 |
5年以内(特に必要な場合は7年以内。) |
倒産対策資金 |
条件 |
取引企業の倒産などにより資金繰りが悪化している場合に融資します。 |
融資額 |
3,000万円以内。(他の公庫融資とは別枠で借りることができます。) |
返済期間 |
5年以内(特に必要な場合は7年以内。) |
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